アルミホイルは多くの家庭に常備されている日用品の1つだが、使い途はわずかだ。スーパーなどで買ったものの、何かをオーブンで焼いたりするときくらいにしか出番がないため、たいていパントリーの中に置きっぱなしになっている。しかし、一般的にはあまり知られていないが、アルミホイルの使い途はたくさんある。さぁ、キッチンの引き出しやパントリーにしまいっぱなしになっていたアルミホイルを取り出そう!
電池を最後まで使い切ろう
電池で動く電化製品の電池がなくなりそうなとき、そして予備の電池が手元にないとき、そんなときにはアルミホイルがあれば助かることもある。アルミホイルを小さくちぎってくしゃくしゃにすると、電池のプラス側に挟むのだ。このとき、アルミホイルが電池のプラス側と電池入れの金具側の両方にきちんと接触していることを確認しよう。
こうすることで端子の接続が改善し、電池が長持ちすることがある。もちろん、これが半永久的に続くわけではないが、ちょっとしたピンチのときには助かる。
フライパンを汚さず、卵を好きな形に焼ける
卵を焼くときにも、フライパンの上にアルミホイルを重ねることで、フライパンを洗う手間が省ける。やり方は簡単だ。フライパンの上にアルミホイルを敷いて、フライパンの形に合うように成形して、卵がくっついてしまわないようにオイルスプレーをしておこう。
さらに、アルミホイルは卵を好きな形に焼くのにも適しているだけでなく、たとえばアルミホイルの上でスクランブルエッグを作った後、そのままアルミホイルで包んで、後で使うときのために保存することもできる。
ハサミの切れ味を保つ
どんな刃物にも言えることだが、ハサミも年数が経つにつれ、切れ味が落ちる。たとえ大切に使用していたとしても、買ったばかりのときよりは切りにくくなったりする。切れないハサミほど使えないものはないが、切れないハサミはケガのもとにもなるため、十分に注意して使わなければならない。
ハサミの切れ味を保ち、刃先が錆びるのを防ぐには、単にアルミホイルをチョキチョキと7回~10回ほど切るだけでいい。簡単だ。
電波を遮断する
携帯電話の電波を受信したくないときにもアルミホイルは使える。携帯電話サービスの利用を可能にする電波は、アルミホイルで遮断することができるのだ。
やり方は簡単だ。携帯電話をアルミホイルで包んでしまうだけだ。アルミホイルで携帯電話の側面を包んでしまうことで、電波を受信することができなくなるため、電話をかけたり、メッセージを受け取ったりすることができなくなる。
車上荒らしを防ぐ
近年では、多くの自動車がスマートキーシステムを導入し、スマートキーを持っていれば車のカギの開閉やエンジンのスタートができるようになっている。スマートキーは微弱で限定的な電波を発信し、車がその信号をキャッチするという仕組みになっているが、犯罪者はこの仕組みを利用することがある、とセバン・ロックス・アンド・ドアズは警告する。たとえば、所有する車からおよそ90メートル以内にスマートキーがある場合、スマートキーが発信する信号を増幅させることができるという。
こうした犯罪を防ぐためには、車から90メートル以上離れたところでスマートキーを保管しよう。サイバーセキュリティの専門家ホリー・ヒューバートは、デトロイト・フリー・プレスのインタビューに答え、スマートキーをアルミホイルで包むことで、発信される電波をより微弱にすることができると述べている。
パニーニメーカーがなくても大丈夫!
いつもの冷たいサンドイッチにはもう飽き飽き?それならアルミホイルを使って、パニーニを作ってしまおう!いつものようにサンドイッチを作ったら、クッキングシートかホットプレートにのせよう。
次に、家の外にあるレンガなど、重しになるものをアルミホイルで包もう。そして、その重しをサンドイッチの上にのせたら、オーブンに入れたり、ホットプレートで調理するだけだ。これでパニーニの出来上がり!
こびりついた汚れを落とす
ラザニアやグラタンなどを作った後に、グラタン皿の汚れを洗い落とすのが大変なのはご存知の通りだ。こびりついたカスをこすり落とせるよう、シンクで洗剤を混ぜた水につけてしばらく置いておくという人も多いのではなかろうか。
だが、こんなときにもアルミホイルは役に立つ。アルミホイルを使えば、まるで接着剤を使ったかのようにくっついている食べ物のカスを簡単にこすり落とすことができ、洗う手間や時間を節約できる。グラタンの調理に使った後のアルミホイルをくしゃくしゃにまるめて洗うのに使うことができるのもポイントだ。
Wi-Fiの電波を増幅する
信じられないかもしれないが、Wi-Fi電波が少し遅いときにもアルミホイルが役立つことがある。アルミホイルを少しちぎって、縦10cm、横15cmほどの長方形を作ろう。この大きさは家にあるルーターの大きさに合わせるといい。
次に、Wi-Fiルーターにピカピカの面を向けて写真のようにルーターを囲むように置く。信じられないが、こうすることでWi-Fiの電波を増幅させることができるという。これで1本の動画をアップロード/ダウンロードするのに10分も待たなくていい。
スプーンやフォークをピカピカにする
たとえ食洗機から出したばかり、つまり洗ったばかりだとしても、古くて汚く見えるスプーンやフォークを使いたい人などいないだろう。スプーンやフォークをピカピカにするために何時間もゴシゴシと洗い続けたり、値の張る洗剤を買う人もいる。
しかしながら、アルミホイルさえあれば、こんなことをする必要もない。写真のように、スプーンやフォークが入る大きさの容器を準備して、アルミホイルを底に敷き、重曹と塩、沸騰した水を入れる。そこにスプーンやフォークを入れて、1時間くらいつけておこう。取り出したときにはまるで新品のようにピカピカになっている。
軽いやけども治してくれる
誰しも、熱い鍋やアイロンなどに触れ、指先をやけどしてしまったことがあるのではなかろうか。
あちっとやけどした後に、なんとなくその指を口に入れたり、お湯につけたりする人もいるかもしれないが、こんなときにもアルミホイルを取り出すといい。アルミホイルでやけどした指先を包み、15~20分ほどおいておこう。それまでに痛みは消えているはずだ!
こびりつかないフライパンの出来上がり
オイルやバターなどを使わず、またお金を払ってフッ素加工やテフロン加工のこびりつかないフライパンを買わなくても、アルミホイルをフライパンの底に敷き詰めると食べ物が調理中にくっつかない。
アルミホイルを敷くだけで驚くほどひっつかずに調理できるばかりか、オイルを使わずに済むため、健康にも良い。しかも、たいていアルミホイルはオイルスプレーよりも安いため、節約にもなる!
バナナをムダにしない
バナナは世界中でもとても人気のある果物だが、悩みの種としてあげられるのは、まだ熟れていないバナナを買ったのに、あっという間に追熟して熟れる、さらには熟れすぎてしまうということだ。
バナナはどうしてこんなに早く熟れるのだろう。実は、バナナは茎のあたりから酸素と反応して追熟を促すガスを放出しているのだ。そのため、1本のバナナでも、何本か繋がったバナナでも、茎をアルミホイルで包んでしまえば長持ちする。
かちんこちんの黒糖にさよなら
超人的な速さで黒糖を消費しない限り、たいていの場合、レシピの材料リストに黒糖を見つけてパントリーから引っ張り出したときには、黒糖はかちんこちんの塊になってしまっている。だが、心配は無用だ。このよくある状況もアルミホイルで簡単に解決できる。
オーブンを150度くらいに予熱した後、かちんこちんの黒糖の塊をアルミホイルで包むと、およそ5分間くらいオーブンに入れる。オーブンから取り出したときには、まるでお店で買ったばかりのようにサラサラになっている。
スチールたわしの錆びを防ぐ
スチールたわしはあると便利だが、ほんの数回使っただけで錆びてしまう。時間をかけて使った後のケアをしない限り、この錆びを防ぐことはできない。
だが、アルミホイルを使えば、スチールたわしが錆びるのを簡単に防げる。アルミホイルでスチールたわしを包んで、冷凍庫に入れておくだけだ。こうするだけで、次に使いたいときにもスチールたわしが錆びているということはなくなる。
簡単に家具を動かす
大きな家具を動かすのはたやすいことではない。かなり重量がある家具を動かそうとしても、足が床面との間に摩擦を生じさせ、運ぶのが難しいばかりか、床を傷つけてしまうことにもなりかねない。
家具を簡単に運ぶのにも、アルミホイルは役立つ。小さくちぎったアルミホイルを家具の足の下に挟むだけだ。こうするだけで、家具にまるでアイススケートでもついているかのように、簡単に動かすことができる。
ペットが家具の上にのらないようにする
どういったわけか、ペットはアルミホイルの感触が苦手なようだ。アルミホイルを触ったときに滑ったり、きしむような音がしたりするのが嫌なのだろう。そのため、たとえばソファの上などにペットがのらないようにしつけるには、アルミホイルを使うのが一番だ。
やり方は簡単、ペットにのってほしくない家具の上にアルミホイルを敷くだけだ。もちろん、必要に応じてアルミホイルをどかせることもできるが、数週間後にはペットはソファに上がらなくなるだろう。
ドアノブにペンキがついてしまわないように
何かにペンキを塗るときに注意したいことは、塗ろうとするもの以外にペンキがつかないようにすることだ。たとえばドアにペンキを塗りたいとき、ドアノブにペンキがつかないようにしなければならないが、とはいえ、ドアノブを外すといった面倒な作業をしたくはないだろう。
こんなときにも、アルミホイルでドアノブ周りをきつく巻くだけでいい。ギリギリのところまでペンキが塗れるように、万能ナイフなどを使ってドアノブの基部までアルミホイルを巻いておく。どんなドアノブにも使えるし、誤って手にペンキがついているのにドアノブを触ってしまったとしても大丈夫だ。
オリジナルのクッキー型を作る
クッキーの抜き型は簡単で便利だが、唯一問題なのは、型の種類が限られているということだ。もっと自分だけの形のクッキーを作ってみたいとき、アルミホイルを使うといい。
ここでのコツは、アルミホイルを十分に取って使うことだ。ほんの少しだと薄っぺらくなってしまい、型として機能しない。そのため、十分な量のアルミホイルを使って自分の好きな形を作ろう。簡単で安く済む上、クッキーを作るだけでなく、型から作るというひと手間が加わって、クッキー作りがもっと楽しくなる。
乾燥機の静電気をなくす方法
洗濯物を乾燥機から出すのに、静電気のせいでひっついている服をぺりぺりと剥がしたり、ビリっと静電気を感じたりするのは厄介以外の何物でもないし、洗濯物を片付けるのがますます嫌になる。乾燥機に入れるだけで静電気を起こさない、と謳う商品もたくさんあるが、実はアルミホイルさえあれば解決できる。
アルミホイルを3~4枚切り取って、ぎゅっぎゅっときつく丸めてボールを作る。きつく丸めないと衣服など洗濯物が引っかかってしまうことがあるため、要注意。乾燥機に入れる洗濯物の量にもよるが、3つくらいボールを作って、洗濯物と一緒に乾燥機に入れて回そう。これで静電気のせいで服がくっついたり、触ったときに静電気がビリッとくることもなくなる!
アイロンがけをスピードアップ
アイロンがけはとても手間ひまのかかる作業だと思っているならば、これはピッタリかもしれない。実は、アイロンから出る熱の多くは、アイロン台に奪われてしまっている。そのため、しわを伸ばすのに何度も何度もアイロンをあてなければならないのだ。
そこで、アイロンをあてる衣服の下にアルミホイルを置いておこう。こうすることで、アルミホイルが熱を逃さないため、衣服のしわを速くのばせる。
アイスクリームで手がべたべたにならないようにする
特に暑い日などには、棒付きアイスキャンディーやソフトクリームをきれいに食べるのは難しい。ゆっくり食べていると、溶けたアイスクリームが手に流れ落ちてしまうからだ。こうなることを避ける商品も市場には売られているが、実はアルミホイルを使うだけで、これも回避できる。
使い方は簡単。アルミホイルをちぎって円錐状(ソフトクリームのコーンのような形)にして、中にアイスキャンディーやソフトクリームを入れ、細い方を手で持つようにするだけだ。こうすることで、溶け落ちてくるアイスクリームがアルミホイルの中にたまり、手がベタベタになることはない。子どもにもピッタリだ。
アイロン面をきれいにする
洗濯のり、柔軟剤、ドライヤー・シート(乾燥機に入れるシート状の柔軟剤)を使うと、衣服に何らかの化学物質が残り、その上にアイロンをあてることで、最終的にアイロンの底に何らかの化学物質がくっついてしまうことがある。そして結局は、アイロンをかけたときにその物質が衣服の方に戻ってしまうことになる。
こうした事態を避けるには、アイロン台に長目に切り取ったアルミホイルを置き、その上に小さじ半分ほどの塩をパラパラと撒くといい。そしてアイロンのスイッチを入れて、塩を撒いたアルミホイルにアイロンをかけるように何度か往復させるだけだ。塩の上をアイロンするだけで、アイロンの底についた化学物質のカスが取れる。
マッチ棒を湿気させない
今ではライターを使って簡単に火がつけられるが、未だに多くの人が家やキャンプなどでマッチを使っている。しかしマッチを使う際に気を付けなければならないのは、マッチを湿気た場所に保管したり、何かが漏れて濡れたりして、マッチを湿らせてしまわないことだ。
マッチ棒を湿気させないためにも、アルミホイルを少しちぎってマッチ棒の先に巻いておこう。こうすることで、ほぼどんな状況においてもマッチ棒は乾いた状態を保つことができる。
グルーガンのお手入れにも
これまでにグルーガン(スティック状の樹脂を熱で溶かしてホットボンドを手軽に使える銃のような形をした道具)を使ったことがあれば、これがどんなに便利かはご存知の通りだ。簡単に物を接着することができ、手に糊がつくこともない。
しかしながら、何度か使ううちにグルーガンの先に糊が何層にもくっつき、きちんと手入れをしておかなければ次に使うときに困る。こうしたことにならないためにも、アルミホイルを少しちぎって、グルーガンの先端に残った糊を拭きとってしまおう。
袋の口を再び密封する方法
ポテトチップスやスナックなど大きな袋に入ったお菓子は、一度で食べきれないことがある。たいていの人は、残った中身が湿気たり、虫が入ったりしないように、袋の口をくるくると巻くか、クリップを使って口を閉じている。
残念ながら、こうしておいたにも関わらず中身が湿気たりして結局食べられなくなってしまうことも多い。こんなとき、アルミホイルを細長く切って、袋の口を挟んで閉じ、熱したアイロンをかけよう。こうすることで、まるで新品の商品のように袋の口をぴったりと閉じることができる。
ビニールタイルが少し剥がれたからといって、全部をやり替える必要はない
浴室などによく使われているビニールタイルは、温度や湿度が高い場所で長く使われていると剥がれてくることがある。しかし、ほんの少しタイルが剥がれてきたからといって、タイル全体をやり替えなければならないとストレスに感じる必要はまったくない。
この問題を解決するのに必要なのはアイロンとアルミホイルだけだ。剥がれてきたタイルの上にアルミホイルを置いて、熱したアイロンを優しく上からあてよう。アイロンの熱をあてることで、剥がれそうな接着剤が再び貼りついてくれるはずだ。
観葉植物にできる限り日の光を与える
近年、特に若い人達の間で、観葉植物が人気となっている。だが残念なことに、世話をしても最後には枯れさせてしまうことも多い。たとえ毎日水をやったとしても、十分に日の光を浴びさせなければ植物は枯れてしまうのだ。
植物を枯れさせないために、アルミホイルを使って側面が一部開いている衝立を作ろう。そして、太陽の光を側面や底面から反射させるのだ。こうすれば、できる限り太陽の光を与えてやることができる。
アルミホイル、魚釣りにも使える
釣りをしたことがある、または基本的なことを知っている人ならば、多くの魚が光るものにつられる習性があることを知っているだろう。ルアーの多くにも魚が釣れるように、反射板が取り付けられている。
とはいえ、ひょっとすると無くしてしまうルアーに高いお金を払う必要はない。これもアルミホイルで十分だ。または、店で買ったルアーをアルミホイルで巻いてみるといい。ひょっとすると魚が釣れやすくなるかもしれない。
歯のホワイトニングにも
多くの人が惜しみなくお金を払ってでも手に入れたいと願っているものの1つに、『白い健康的な歯』がある。もちろん、虫歯などにはなりたくないし、歯が黄ばんだり欠けたりといったこともしたくないが、歯の白さを手に入れるために法外な金額を払う人も多い。
しかし、これも家にあるものを使って自分で手軽に歯を白くできる。重曹と歯磨き粉を混ぜて、細長く切ったアルミホイルの上にのせ、これで歯を挟むようにして覆う。1時間くらいおいておこう。数回繰り返すだけで、歯が白くなっているのが分かるだろう。
ペンキなど塗料の乾燥を防ぐ
どんな理由でペンキを使っていたにしろ、ペンキの入った缶のフタやチューブのキャップを紛失すると大変だ。一定時間ペンキが酸素に触れてしまうと、ペンキが酸化して、固まってしまう。こうなれば元には戻らず、もう使えなくなる。
こんな苦境に陥ってしまった場合でも、アルミホイルさえあればその場をしのぐことはできる。ある程度の期間であれば、アルミホイルでペンキ缶を覆い、酸化を防ぐことができるのだ。その間に新しいフタを買ってこよう。
ペンキのトレイに敷く中敷きを安上がりに
家の外壁など面積の大きいところを塗装するとき、多くの人はペンキ用のローラーを入れてペンキをのばすためにトレイを使うだろう。しかし、使用後にこのトレイをきれいにするのが厄介であるため、多くの人はプラスチック製の中敷きをトレイに入れて使う。
だが、必ずしも店で買うのと同じ中敷きを使う必要はない。アルミホイルを使って、同じように機能する中敷きを作れるのだ。こうすれば安く済むし、プラスチックゴミを減らすこともできる。
害虫や鳥を追い払う
もし庭の木の実などを虫や鳥に荒らされてしまっているならば、アルミホイルを使って虫や鳥から庭を守ることができる。アルミホイルがピカピカと光を反射し、熱を伝えるため、害虫や鳥が近づかなくなるのだ。
これは、特に冬の間、鳥やリス、虫が住みかを求めて庭に来るのを防ぐのに役立つ。
秒で漏斗を作ってしまおう
正直言って、頻繁に使っているのでない限り、漏斗は使いたいときにすぐに見つからない。家にあるのが分かっていても、どこかにしまい込んでいて汚くなって使えなくなっていたり、またはどこにしまったのかも思い出せなかったりする。
そこで、漏斗が必要なときには、アルミホイルを切り取って漏斗を作ってしまおう。液体が漏れないように、つなぎ目はしっかりと閉じておこう。さもなければ、あたり一面が水浸しになって、漏斗を作った意味がなくなってしまう!
人生を変えるWD-40を使ったライフハック
何か壊れたものを直すとき、みんなそれぞれに定番とも言えるツールがある。色々調べた結果、私は修理箱にWD-40を常備している。これは値段も手ごろな上、多目的に使えるためだ。同製品を作っているメーカーによると、およそ2,000以上もの使用用途があるという。
果たして、何通りの使い方を知っているだろうか?今回ご紹介する使用用途を読んだらホームセンターまでひとっ走りして、このWD-40を何個か買ってこよう。自分がまるで天才になったかのように感じられるばかりか、友達にすごいと言わせることができる!
壁の落書きを消す
我々はみんな、子どもの創造性をのばしてやりたいと思っている。だが時に、その結果として色々な場所が汚れてしまうことがある。たとえ子どもがお絵かきの才能を画用紙など紙の上ではなく、壁の上で証明してみせたとしても、心配は無用だ。こんなときにもWD-40は役に立つ。
壁にクレヨンで落書きされたとしても、壁をペンキで塗り直す必要はない。WD-40さえあれば。WD-40を雑巾やペーパータオルにスプレーして、壁の落書きを拭きとろう。ちょっとゴシゴシする必要があるかもしれないが、クレヨンはすぐに消えるだろう。
服に口紅がついたときにも
本や映画などでは、浮気をしている男性のシャツの襟もとに口紅がついていたりして、そこから浮気が発覚するというのが一般的だ。一方、一般的な暮らしの中で、服を着替えるときなど様々な理由で、口紅やファンデなど化粧品が服についてしまうことがある。
化粧品は落ちにくいシミとなるが、こんなときにもWD-40は役立つ。実際、服についた化粧品汚れを最も効果的に落とす方法でもある。洗濯機で洗う前に、WD-40を汚れたところに軽くたたくように塗って、後は普通に洗濯するだけだ。
携帯電話のひび割れにもWD-40を
WD-40にこんなにも多くの用途があるなんて、信じられないかもしれない。だが、本当に奇跡を起こす商品なのだ。よく起こりがちな携帯電話のスクリーンのひび割れ、こんな問題にもWD-40は役立つ。
ひび割れを完ぺきに「直す」ことはできないが、ひび割れたスクリーンの見た目を改善することはできる。WD-40をスプレーして、きれいな乾いた布で拭き取るだけだ。少なくとも、新しい携帯電話を買うまでの時間稼ぎにはなってくれる。
変色した銀食器を再びピカピカにする
銀食器は新しいときにはピカピカして素敵だが、それがどんなに品質の良いものであっても期間が経つと共に変色し、見た目も冴えなくなってしまう。そんな銀食器を捨ててしまう前に、このライフハックを試してみよう。
やり方は簡単だ。銀食器にWD-40をスプレーするだけだ。WD-40で銀食器を覆ってしまうほどスプレーして10分くらいおいておこう。その後はぬるま湯ですすいできれいなタオルで拭くだけだ。何度か必要なだけ繰り返すと、銀食器はまた輝きを取り戻す。
鳥の餌をリスから守る
バードウォッチングを楽しむ人は多い。とても満足できる趣味だ。餌箱を作ったり買ったりして、そこにおいしい種を入れておくと、きれいな鳥たちが集まってくるのを見て楽しむことができる。
だが、特に多くの鳥たちが来る場合、餌となる種の費用がかさむことがある。この高価な種を鳥たちが食べる前に、リスや他の動物に取られたくはないだろう。こうした場合にもWD-40は役立つのだ!餌箱を吊るしているフックやハンガーにWD-40をスプレーしておけば、リスはツルツルと滑って餌をとることができない。
虫よけとしての効果
多くの人はWD-40を虫よけスプレーとして使っている。シトロネラやユーカリ、シナモンなど天然の虫よけのような好ましいニオイではないかもしれないが、ハエやアブを寄せ付けない効果がある。
窓や窓枠の周りだけでなく、網戸にもスプレーしておくだけで、ハエなどを寄せ付けない。たとえば気温もそこまで高くなく、窓を開けておくと風通しが良くて気持ちのいい日などには特に助かる。
靴についたガムを落とす
WD-40にできないことなどあるのだろうか?この奇跡のオイルは、靴や髪などにくっついたチューインガムを剥がすのにも役立つ!使い方は簡単だ。単にスプレーするだけで、チューインガムは簡単に剥がれるだろう。もしかしたら剥がすのに少し労力を要するかもしれないが、それでもWD-40を使わないよりはよっぽど簡単だ。
ハリウッドスターのキルスティン・ダンストは、スパイダーマン2のプレミアでレッドカーペットの上にあったチューインガムを踏んでしまったが、バッグにWD-40を入れておけば良かった!と悔やんだことだろう。そうすれば、ヒールにくっついた目障りなガムを簡単に取れただろうに。
ハサミの切れ味を保つ
さて、このWD-40の使い道は多くの人にとっても驚きだろう。このオイル、なんと、ハサミの切れ味を保つのにも使えるのだ!ハサミは使い続けていれば、切れ味が鈍くなったり、汚れたり、使い心地が悪くなっていく。だが、WD-40を使えば、新品同様の切れ味に戻すことができる。
ハサミの刃にオイルをスプレーして、拭き取るだけだ。これで切れ味は戻り、まるで新品かのように、ハサミで切る作業も楽ちんになることだろう。このライフハックは、ホリデーシーズンのように、たくさんのプレゼントを包まなければならないときなどにとても役に立つ。
錆びついたカギを開ける
このWD-40の使い方は、すでに知っている人も多いだろう。だが、万が一知らなかった人もこの機会にぜひ知っておいて欲しい。WD-40は錆びついてしまったカギを開けるのにも使えるのだ。
地面に埋もれていたカギ付きの箱を見つけたにしろ、何度も雨の中自転車にカギをかけたままにしてしまったにしろ、古く錆びついたカギを開けるときには、必ずWD-40を使おう。そうすれば問題なく開けられる!
コンロの受け皿をきれいにする
料理が好きなら、料理することでどれほどコンロ周り、特にコンロの受け皿が汚れるかは知っているだろう。この受け皿はコンロの上で調理している鍋やフライパンからこぼれた物が落ちてくるようになっているため、油や食べ物のカスがたまりやすい。
さらに、料理するたびに汚れるため、この受け皿を洗うのも一苦労だ。だがWD-40を使えば、油汚れも簡単に落とせる。ガスコンロからバーナー(熱を伝導する部分)を外し、受け皿を外す。次に受け皿の中に落ちている食べ物のカスを捨てて、WD-40をスプレーする。数分置いた後に、温めた布などで優しく拭き取ろう。
引っかかりのあるファスナーを直す
これまでに、何度ファスナーが動かせなくなって服を捨てたことだろう。仕立て屋で壊れたファスナーを直してもらったり、新しいものに替えてもらったりするにも費用がかかるため、結局直すことなく捨てざるを得なくなったりする。だが、WD-40さえあれば、捨てる必要はなくなるのだ!
この奇跡のオイルを綿棒の先につけて、ファスナーが引っかかって動かなくなっている部分に塗ろう。オイルのおかげでファスナーがスムーズに動くようになる!WD-40が手元になくてピンチになったときには、リップクリームを少しファスナーに塗ると動くようになることもある。
ラベルやシールを剥がす
購入した商品のラベルを剥がそうとしても、なかなかきれいに剥がれずイライラすることがある。たいていの場合、ラベルやシールは剝がそうとすると、破れて小さくちぎれてしまい、完全に剥がすにはさらに手間ひまかかることになる。しかも、剥がしている最中に爪の中にラベルやシールが入ってしまったりと、きれいに剥がれることはなかなかない。
こういったときにも役立つのがWD-40だ。水平な面の上にラベルのついた商品を置き、ラベルやシールにWD-40を吹き付ける。そのまま10分間程度おいておこう。そうすれば、ラベルは軽くこするだけで簡単に剥がれる。
フロントガラスのデフロスト(霜取り)
元々WD-40は、錆びつきや腐食を防ぐために開発されているため、その撥水効果は優れている。これは厳しい冬に凍り付いてしまう車のフロントガラスにも使える。
温度が冷え込みそうになる前に、車のフロントガラスや窓に少しWD-40をつけた布で拭いておこう。このとき、フロントガラスなどが曇ってしまったりしないように、まんべんなく塗っておこう。すると、まるで魔法かのように、朝に凍り付いたフロントガラスの氷を簡単に取り除ける。
車のドアが凍り付いて開かなくなるのを防ぐ
他にも車に使えるライフハックをご紹介しよう。WD-40を使えば、寒い日が続く冬に車のドアのパッキンが凍り付くのを防ぐことができる。方法は簡単で、ゴムのパッキン部分に少しのWD-40をスプレーしておくだけだ。布を使うと、まんべんなく塗ることができる。
この簡単なライフハックを実行するには数分しかかからないが、翌朝の効果は絶大だ。やっておいてよかった!と思うこと請け合いだ。
トイレのシミ汚れを除去する
家のトイレの汚れをゴシゴシこするのが好きな人なんているだろうか。ここで、昔ながらの方法よりもずっと簡単に磁器トイレをきれいにする方法をご紹介しよう。
見苦しいトイレの汚れをこすり落とそうとして、膝をついてトイレに手を入れる前に、WD-40を準備しよう。WD-40をトイレのボウルに十分にスプレーして20分間くらいおいておくだけだ。そうすれば、いつものようにブラシでゴシゴシ力を入れてこすらなくても、簡単に汚れを落とすことができる。
べとべとな糊を剝がす
これまでに車のバンパー・ステッカーや古いテープを剥がそうとしたことがあるならば、ねちゃねちゃするシールの糊が残ってイライラしたのを覚えているだろう。そう、こんなときにもWD-40があれば解決だ。
残ったステッカーや糊にWD-40をスプレーして、キッチンペーパーや雑巾でゴシゴシと拭き取ろう。べとべとな粘着剤がすぐに取れる!個人的には、月に2回以上こうしたべとべとのシールなどを剥がすのにWD-40を使っている。
スニーカーの手入れに
最近どうもスニーカーが汚れているように見えるなら、WD-40を使ってきれいにしよう。実際、まるで新品かのようにスニーカーをきれいにしている人は、靴の手入れにはWD-40が一番だと口をそろえるだろう。
方法はものすごく簡単だ。靴にWD-40をスプレーして、余分な油分をきれいな布で拭き取るだけだ。さらにもう一歩手入れを進めたい場合には、WD-40で靴に防水効果をもたせることもできる!次を読み進めよう。
靴に防水効果を
冬にはWD-40が本領を発揮する。車のフロントガラスが凍り付いて雪が積もるのを防ぐだけでなく、靴に防水効果をもたせて雪の中でも足が濡れて冷えるのを防ぐことができる。
防水効果をもたせるには、WD-40をスプレーして、拭き取らずにそのままおいておくだけだ。こうしておくだけで、スニーカーの布地に水を通さなくなるのだ。さらに、冬に靴につきがちな凍結防止剤(塩化カルシウムなど)の汚れも取り除いてくれる。
剪定ばさみに葉が挟まるのを防ぐ
庭で剪定作業をしたことがあるなら、切った枝や葉が剪定ばさみにくっついてイライラしたことがあるだろう。剪定ばさみについた葉などを落とすのに作業を中断しなければならないし、葉がついたままのハサミは切れ味を鈍くさせてしまう。
こんなときにもWD-40さえあれば、この問題は解決できる。剪定ばさみの刃にWD-40をスプレーするだけだ。必要に応じて布で拭き取れば、剪定作業を開始することができる!