世界中を旅することの壮大な側面の一つは、新しくておいしい食べ物を試すことだろう。街角にある手頃な値段の屋台で、あらゆるものを試すのは、本当に最高の経験だ。
タイではパッタイの屋台、プラハではおいしいソフトクリームが入ったチムニーケーキなど、ストリートフードが欠かせない生活の一部となっている国もある。世界各地で見られる最もおいしいストリートフードを知るために、バーチャルな旅に出てみよう!もしかしたら日本にももうすぐ上陸するかも?
ハロハロ(フィリピン)
「ミックス・ミックス」と訳されるハロハロは、その名に恥じないカラフルなデザートです。このカラフルなデザートの正確な材料は議論の余地がありますが、一般的なものとしては、かき氷、ゼリー、新鮮なフルーツ、アイスクリーム、砂糖を入れるためのエバポレーションミルク、そしてライスクリスピーのようなグラノーラなどがあります。
言うまでもなく、フィリピンの人はこのデザートを初めて食べた時、その2ドル(約200円)がいかに価値があったかに気付いたようです。
カリーヴルスト(ドイツ)
次回のドイツ旅行では、世界で最高の食べ物をぜひ試してみるといいでしょう。これは、ケチャップとカレーのハイブリッドソース、刻んだポークソーセージ、カリカリのフライドポテトをトッピングしたものです。
このストリートフード料理はベルリンで発祥しましたが、今ではドイツ全土で食べられています。カリーヴルストは2.70ドル以下(約250円)で現地で売られています。
チムニーケーキ(チェコ共和国)
サクサクとした食感の生地をシナモンシュガーでコーティングしたチムニーケーキは、チェコ共和国の街中で見かけます。食べてみるとこれ以上美味しいケーキはない程の絶品です。中央にはソフトクリームが渦巻いています。
大さじ一杯の生地を串に巻きつけ、火でカリッと焼き上げてから砂糖で巻いて、ヌテラをたっぷりかけます。この最高のチムニーケーキが現地ではたったの4ドル(約400円)とは信じがたい事実です。
ナタ(ポルトガル)
ポルトガルのパステル・デ・ナタと呼ばれるお菓子は、すっきりとした味わいとは程遠いものですが、甘いものが好きな人にはたまらないお菓子です。これは、カスタードタルトに近いもので、卵黄、バター、砂糖をふんだんに使用しています。
材料を見て怖気付く人もいるかもしれませんが、このおいしいお菓子は、小さいので、一度に10個も食べてしまう人もいます。1個各約1.35ドル(約135円)と価格も素敵。
チュロス(スペイン)
これは、健康的な食事でしょうか?いいえ、でも少し余分に体重を増やすほどの価値はあります。絶対に。世界で最もおいしいストリートフードの一つは、間違いなくスペインのチュロスです。揚げて、砂糖をまぶして、さらに粉砂糖をトッピングして・・・本場のスペインでは、更にこれにホットチョコレートソースをディップして食ベます。
嬉しいことに、スペインのチュロスは、1個あたり約4ドル(約400円)と私たちのお財布にとても優しいということです。
パッタイ(タイ)
世界中の人々に究極のタイ料理の一つとして知られているパッタイは、具や野菜も充実していて、美味しく、そして何よりも安いストリートフードの一つです。炒めた麺、もやし、ネギ、ピーナッツ、お好きな肉や豆腐を選択することで構成されており、タイの通りを歩き回っても、このナンプラーのきいた美味しさに手を付けずには入れずにはいられないでしょう。
伝統的な料理ではないので、地元の人は他の食べ物と迷うかもしれませんが、私たちには、たったの2ドル(約200円)で食べることのできる、このパッタイには間違いなく価値があります。
中国のバオ饅頭
「軽食」とも呼ばれる、安くておいしい中国のストリートフードの代表格ともいえるのが、バオ饅頭(バオジ饅頭)です。完璧に蒸した上げた生地に、野菜や肉、場合によってはチョコレートやカスタードなどの具材が入っており、簡単に食べられるます。
日本でもコンビニなどで売っていますが、本場のものは、私たちが想像するよりも何倍もおいしいのです。ふわふわの生地と甘くて香ばしい具の完璧な組み合わせのバオは、たった1.35ドル(約1.35円)で体験できます。
プーティーン(カナダ)
世界で最高のチーズとポテトについて考えてたのは、カナダのプーティーンでしょう。ケベック語のスラングで "混乱 "を意味するプーティーンは、フライドポテト、チーズカード(チーズの塊)、グレービーソース、の最強の組み合わせです。
体重増加などの厄介な問題はおいといて、これは誰もがカナダに旅行した際には、試すべきストリートフードアイテムです。このフードだけではケベックに行く動機にはならないかもしれませんが、本場のプーティーンは絶品です。
ファラフェル(イスラエル)
今や世界で最もポピュラーなストリートフードのひとつとなったファラフェル。その起源はイスラエルのテルアビブにあると言われています。ひよこ豆を挽いたものをクミン、パプリカ、コリアンダー、玉ねぎ、生にんにく、たっぷりの生パセリでスパイスを効かせて、油で揚げます。パリッとした食感のファラフェルは必食です。
ディップに少しフムスを付けて食べれば、その2ドル(約200円)という価格の安さ共に、虜になること間違いなしです。
トルコのバクラバ
トルコのバクラバは、何世代にもわたって受け継がれてきた家庭の伝統料理です。何層にも重なったペストリー、粘り気のあるシロップ、そして美味しいピスタチオから作られたこのトルコのデザートは、とても甘いことから一度に食べるのは非常に難しいでしょう。
ありがたいことに、このストリートフードは、250gで約3.40(約340円)ドルと安いので、旅行者は、少しずつ好きなだけバクラバを頬張ることができます。
ジャマイカのジャークチキン
ジャークチキンの甘いマリネ液は、地元産のピメントウッドを使って調理され、火で炙ると何キロもの距離まで匂いを漂わせることができます。ジャマイカのストリートフードの定番であるジャークチキンは、伝統的に燃えるような米や豆と一緒に提供され、旅行では、美味しくて思い出に残る食事になるでしょう。
ジャマイカのこの特別な鶏肉料理は、美しい島を旅している人なら、見逃せないものとなっています。値段はたったの4ドル。(約400円)
タピオカミルクティー(台湾)
バブルティー、または日本の多くの人が呼ぶタピオカミルクティーは、台湾で発祥し、以来、世界のさまざまな部分で大流行となりました。クリーミーなお茶とタピオカボールで構成されるこの飲み物は、長年にわたって進化し、愛され続けています。
タピオカドリンクよりエキゾチックなバージョンは、メロンゼリー、仙草ゼリー、さらにはカスタードプリンなどをトッピングすることもできます。おいしくて見た目も可愛いこのドリンクは、多くの若者がインスタグラムでシェアしました。本場では、約 $1.35(約100円前後)で飲むことができます。
マサラドーサ(インド)
外出先でお腹を空かせているバックパッカーや食事を格安で済ませたいのに最適なのは、インドのマサラドーサです。これは、エネルギーと味覚を満足させるために必要なものがすべて揃っています。インドの南部の州で見られるこの特別な料理は、独特のスパイスの風味と炭水化物がたっぷりです。
一般的には、ナンやフラットブレッドの一種にサンバル、レンズ豆をベースにした野菜のシチュー、またはインドの伝統的な調味料であるチャツネを添えて提供されます。このストリートフードは、3ドル以下(300円以下)で提供されています。
バインミー(ベトナム)
ベトナムの街には、世界でも有数の美味しいストリートフードが並んでいます。この美しい国を旅したことがある人ならば、バインミーを食べずしてベトナムを去ることは不可能に近いでしょう。
フランスのバゲットのパンとベトナムのフィリングを融合させた不思議なサンドイッチは、レバーパテやパクチー、大根とにんじんのなます、甘辛く似た鶏肉などが入っています。
日本ではお団子を
世界中の人から愛されているストリートフードは、意外にもお団子。そのもちもちとした独特の食感とお米の風味が、日本独特のあいじわいを感じさせるのだとか。また、なんの料理にでも醤油を使うと言われている日本の代表的な醤油団子は、多くの外国人をあっという間に虜にします。
また、お寺や神社などの観光スポットでも簡単に手に入ることも有名になった背景にある様です。日本人なら、団子が嫌いな人を見つけるのはなかなか難しいでしょう。
コットゥロティ(スリランカ)
スリランカの東部地域を旅していると、屋台を見る度にコットゥロティのおいしい匂いを嗅ぐことになるでしょう。2枚の鋭利な金属製の刃を使って熱い鉄板の上で、平たいパン、肉、卵、様々なスパイスを混ぜ合わせて作られるコットゥローティは、魅惑的なおいしさです。
ミリッサのNo1、デウミニ・ロティショップ(Dewmini Rotishop)などでは、コットゥ・ロティ専門の家族経営のレストランで$2.70(約270円)前後で食べることができます。
セヴィーチェ(ペルー)
新鮮な魚が好きな人には、ペルーのセビーチェほど美味しくてスパイシーで新鮮なものはないでしょう。柑橘系の汁に漬け込んだ白身の魚を、唐辛子、玉ねぎと一緒にトルティーヤチップスで和えたもので、旅行者が家に持って帰りたいと思う料理の一つです。
この料理の最高な部分は、様々なストリートフードで約$4(400円前後)で購入することができるという点です。
オランダのポッフェルチェ
パンケーキを思い浮かべてみてください。事実上、オランダのパンケーキ以上においしいものはないと言われるほど、旅行者は、このチョコレートに包まれ、粉砂糖がトッピングされた10枚入りパンケーキの虜になってしまいます。
可愛くて美味しくて、しかも10枚入りで$2.70(約270円)くらいしかしません。
コロンビアではアレパスを
コロンビアのアレパスは、ピタのポケットサンドのように見えるかもしれませんが、味はそれ以上のものです。トウモロコシを挽いた生地に、アボカド、肉、トマト、チーズなどの具材を詰めたアレパスは、朝食、昼食、夕食、深夜のおやつなど、一日のどの時間帯でも食べられるストリートフードです。
また、世界で最も汎用性の高いストリートフードの一つとしても考えられています。ボリュームたっぷりなのに値段もお手頃で、何度たったの約3.35ドル(約300円前後)です。
韓国のキンパ
この特定の韓国のストリートフードは、寿司のように見えるかもしれませんが、キンパは韓国伝統の巻物です。中には、海苔、たくあん、卵、ご飯、胡麻、ほうれん草、牛肉などを入れて巻きます。
色とりどりの中身がぎっしり詰まったキンパが、屋台で1個1.35(100円前後)で売られているのを見たら、絶対に試してみたくなるでしょう。